「本物」を見極める

専門店や百貨店などで売られている数多くのオリーブオイル、どれを選べば良いか迷ったことはありませんか?あんまり安いのもなあ...でも高いからって美味しいの?イタリア産にスペイン産、ギリシャ産 etc.. オリーブオイルのボトルをあれこれ手に取っては戻し...

そんな疑問を解決できればと思い、わたしはオリーブオイルのテイスティングイベントに参加しました。そこではイタリア産をはじめ、スペイン、ギリシャ、オーストラリアなど、様々な国のオリーブオイルをテイスティングしました。ワインやコーヒーと同じように、品種、産地や気候、生産者のこだわりによって、香り、色、味、それぞれに個性があることに驚きました。このイベントがきっかけとなり、わたしのオリーブオイルへの好奇心は益々深まりました。

2013年の秋、私はオリーブオイルについて学ぶために本場イタリア、フィレンツェ郊外のモンテカティーニテルメにいました。オリーブの栽培から搾油、美容と健康効果や料理との相性やディフェット(=欠陥)オイルの存在、そして日本で流通している多くが、このディフェットオイルである可能性が高いという事実を知りました。

感動の収穫体験、
搾りたてのオリーブオイル

遥か彼方まで見渡す限りのオリーブの木々、てのひらいっぱいにあふれる愛おしいオリーブの実たち。搾りたてのオリーブオイルの色は美しく濃い緑、青々しい草の様な香り、ピリッとした苦味と辛味。青空の下、農園内のダイニングテーブルで、搾りたてのオリーブオイルをたっぷりとかけていただく料理はどれも美味しく、感動しました。改めて「自然の恵み」に感謝し、こころがとても贅沢な気持ちになったことを今でも鮮明に覚えています。「その感動を大切なひとに伝えたい」そう思ったわたしは帰国後まもなく、初搾りのオリーブオイル「オリオ・ノヴェッロ」の輸入販売をスタートさせました。

これが「オリーブに恋して」の始まりです。わたしが、生産者の愛情と情熱に目を向けて厳選した商品をお届けすることで、みなさまのこころが「ときめく」ことを願っています。

オリーブに恋して 代表
AISOインターナショナル認定オリーブオイルソムリエ

河田 晴美

自宅のキッチンでお菓子教室を開講、フランスの製菓学校での研修を経て、2006年〜2016年までの10年間、お菓子教室併設のカフェ「cafe pour vous」を経営。専門学校でのカフェ経営セミナーやカルチャー教室でのお菓子レッスン、大手製菓店の新商品開発に携わる。2013年、イタリアにてAISOインターナショナル認定オリーブオイルソムリエの資格を取得。現在は、イタリア産オリーブオイルなどの輸入販売及び、セミナーなどを通してオリーブの魅力を伝える様々な活動をしている。